2024年4月7日日曜日

乃木坂46 - 119.8kg

 先日、ハードオフで1650円(税込)で買って来たスピーカーが、小さい割に音が良かったので、音楽鑑賞にはまっています。

最初はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番だったのですが、女性ボーカル系ポップスをと思い、ここ数日、たて続けに聞いているのが乃木坂46の曲です。Youtubeでシングル曲を発売順に並べた再生リストを作り、PCからBluetoothでAliExで700円しないで買ったデジタルアンプに繋いで聞いています。

乃木坂との最初の出会いは、デビューイベントでした。娘の小学校入学準備の買い物で近所のイオンに行ったら、屋内駐車場が一部閉鎖されていて、どうしたんだろうと思っていたら、実は乃木坂のデビューイベントがあるとの事。娘と一緒に見たのが最初です。

会場に行ったら、会場の後ろの方に、15年位前の夏、新宿NSビル1Fの里中茶美(Da Pump Issaのお姉さん)、早坂好江とかHeeBeeプロジェクトのメンバーが出たアイドルイベント会場前のマクドナルドで

「コーラのL!」

と言って他のお薦めを受け付けないぞ、という気迫が伝わって来る注文を人に、やたらと似ている人がいて、タイムスリップした様な感覚に捕らわれてしまいました。15年前の人と同一人物と決まった訳ではないのですが、アイドル系を続けていれば、ここに来ても不思議ではないんですよね。

その時のイベントは、乃木坂のメンバーが数人ずつに分かれて全国各地に散って行う形のもので、成田に来ていたのは、白石麻衣深川麻衣永島聖羅井上小百合の4名でした。イベントの内容は、歌はなく、トークイベントの後に握手会という形式のもの。一番喋っていたのは、らりんこと、永島聖羅でした。

握手会は、井上小百合、深川麻衣、永島聖羅、白石麻衣の順番だったと記憶しています。この内、井上小百合は、家の娘と握手する時、

「かわいいー!」

といってピョンピョンしながら握手してくれて、何と正直な娘なんだと思い、私の中で好感度爆上がりでした。小学校入学直前だった娘も今年から大学生。当時の彼女の年齢を超えているんですね。感慨深いです。

その後、イベントにはしばらく行きませんでしたが、セブンイレブンとのタイアップイベントがあった事がきっかけだと記憶していますが、太陽ノックの時から、乃木坂、欅坂、日向坂のシングル発売があるたびに、子供たちを連れて幕張メッセの全国握手会に通う様になりました。

子供を連れて行ったのは、児童席というのがあり、隅の方ではあるものの、前のエリアで比較的ゆったりと観られる事、握手会の順番が優遇されるといったメリットが得られるのが一つの狙いでした。そのお陰で、平手友梨奈発煙筒事件の際も会場に行っていたのですが、巻き込まれずに帰る事ができました。

そしてもう一つの狙いが、子供たちに人や社会と接する経験を増やす事でした。握手会の剥がしは大人だと結構きついのですが、子供だと緩い事が多く、ちょっとゆっくりと話す事が出来ます。子供たちには

「握手会は5秒間のプレゼンだ!」

と教えていました。5秒間という限られた時間の中で相手の心を引き付け、素敵な笑顔を引き出す事、これが握手会の肝だというのが私の考えです。そのためには相手の好みなどを事前に調べて、受けるネタを考えておくのが基本。しかし他の人も同じ様に事前調査をしているので、本人は同じ様な話を何度もされて飽きてしまいます。それでは普通の笑顔しか貰えません。そこで目を引くために、ちょっと変化を付ける必要があるのですが、あまり極端な変化を付けると相手も返答に困り、笑顔が引き出せません。その辺の加減が重要です。

一番成功したのは、生田絵梨花ちゃんの列に並んだ時でしょうか。彼女がちょっと遅れてきたので、息子に

「生ちゃんは、うどんが好きだから、「うどんを食べてたから遅くなったんですか?」って聞いてみな」

と指示しておいたら、これが当たりで、とても良い笑顔が得られました。

失敗もあります。

橋本奈々未の卒業ソング「サヨナラの意味」の握手会の時ですが、これまで1枚のチケットで家族全員が握手できていたのが、この回から子供も1枚のチケットが必要になったみたいな制度変更があり、それを知らずに、ななみん列の先頭に並んでいた私と子供2人。ななみん到着と同時にチケット不足が発覚しました。そこでバタバタしてるのを見て、ななみんが

「私はどうしたらいいの?」

と苦笑い。

結局、長男が握手をする事になりましたが、

「可愛いね、お名前は?」

と聞いて貰えたのに、何も喋れずに握手は終了。何とも勿体ない出来事でした。

子連れだと、握手する時以外でも色々なトラブルがありました。

ミニライブが終わって、握手会の列に並んでいる時、息子が突然、しくしくと泣き出しました。理由を聞いたら

「おなかがすいた」

との事。そんな事で泣くんじゃないよと思いながら、次の回からは若干の食糧を持っていく様にしました。

また娘も幕張メッセに向かう途中の道で、少し高くなっている花壇の縁に登って歩いていたら、間抜けな事に足を踏み外して膝を擦りむいて泣いてしまいました。家に帰れば絆創膏は沢山あるので、「家まで我慢しな!」と言いたい気持ちを抑えて、やむなくコンビニで絆創膏を買って対処しました。この時から荷物の中にはいつも絆創膏を入れる様にしています。

握手会も子供が大きくなり、またコロナの関係で握手会自体が無くなったため行く事は無くなりましたが、子供たちが大人になり、親となった時に、坂道グループの握手会に連れて行かれたな、と思い出す事があればなと考えています。

ちなみに、ある大学の説明会に行った際、娘がメンターさんに、生駒ちゃんと握手したことがあるんだと言ったら、「すごいね!」と羨ましがられたそうです。我が家では当たり前でも、結構、貴重な体験なんですよね。

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