卒業式の日に、長男にあてて先生や友達が書いてくれた寄せ書きを確認してみましたが、感無量です。
幼稚園から12年間、同じ園、学校で過ごした同級生が少なからずいるのですが、幼稚園の時から色々と面倒を見てくれた子が、メッセージを書いていてくれていました。また小学校中学年の時、いつも一緒にいて面倒を見てくれた女の子は、その後クラスが分かれてしまい、忘れ去られてしまったかなと思っていたのですが、お祝いの言葉を書いてくれました。
かなりの問題児であったため、クラスに受け入れられているのか心配していた所もあったのですが、1/4のクラスメイトから寄せ書きを貰えていたので、クラスの一員としての立ち位置は確保できていた様で嬉しかったです。
それどころか、これまで面識が無かった、ある生徒のお母さんから、家の息子のお蔭で楽しく学校生活を過ごせたと涙ながらに感謝され、このクラスに置いておく意味があったのだなと感じる事ができました。
遊ぶことばかりに夢中で、どうしようもない息子ではありますが、人に可愛がられ、また場の空気を和ませる天性の能力を持っているのかなと思っています。この才能は素晴らしい物です。世の中には、人間関係を壊す事に喜びを感じる人がいて、自分の子供がその様な人間になってしまったら、親としてはとても悲しいです。その点はとても良かったです。
ただ、この才能だけで生きて行くのは、なかなか大変です。それなりの学歴を身に付けないと、自分がやりたい仕事を選択する事ができず、希望する就職先に入社する事も出来ません。社会に出た時、どこでスタートするかにより、その人の選択肢の上限が決まって来ます。そこから下に落ちるのは簡単ですが、上に行くのはとんでもない苦労が伴います。なりたい自分になる事を望むのであれば、これから数年は、この事を意識して勉強を頑張っておかねばな、と思います。
また、人生で一番大切な事は、どの様な人と出会えるかです。この社会には目に見えない階層分けがされています。自分が社会のどの層に属するかは、高校に入学した時には既に大まかな割り振りがされていています。高校を卒業する時点で、大学に進む層と、高卒として就職する層に大きく分かれます。大学に進む層の中でも、どこの大学に入ったかで、その先の就職先がある程度決まって来ます。そして就職の段階で、どこに就職したかにより、自分がどこの層に属するかが決まって来ます。
そんな学歴偏重の考え方は古いという人もいるでしょう。しかし、高校で成績上位のクラスでは、ほとんどのクラスメイトが何をしているか追う事ができますが、下のクラスではどこにいるかの把握が困難になります。上位層に入った人は、それなりに納得できる人生を選べるのに対し、下のクラスでは選べない可能性が高くなるのです。学歴社会など過去のものという意見は確かにありますが、平均してみると現在もしっかりと残っています。
そして、上の層に入る事の最大のメリットは、素晴らしい人物に出会える可能性が高まる事です。確かに上の層でもクズはいますし、下の層にも素晴らしい人はいます。ただ、上の層にいた方が、素晴らしい人物に出会える可能性が高くなります。自分の人生を豊かにする素晴らしい人との出会いを見つけるためには、出来るだけ上の層に入った方が有利なのです。
これからの人生がどうなっていくか、これから数年の頑張りで大きく変わって来ます。頑張って自分の人生を切り拓いて貰えればなと考えています。
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