今朝、長男の自転車通学に自転車で付いて行きました。ちょっと面倒だなと感じていたのですが、行ってみるとなかなか面白いものが見えてきますね。
出発したのは朝7時頃。最初は私たち親子2人だけなのですが、駅に近づくに従って一緒に駅に向かう自転車の数がどんどん増えていきます。まるで支流からの水が集まって次第に大きな川になっていく様な感じです。
川と違うのは、速い自転車とゆっくり走る自転車が混在している所。川の水だと流れる場所により流速は一定に決まります。速度が違うものが一緒に走っていると衝突の危険があるので要注意です。
駅に着いて、駐輪場で見送ってから、空気入れを借りて、前輪、後輪をパンパンにしてから帰宅。7時半近くになると、駅に向かう自転車のスピードが全体に上がります。時間に余裕がない人が増えるんでしょうね。
道を自転車で通る人の切迫度合いは時間帯によって変わってくるのだという点を実感できて、なかなか興味深い体験でした。
ちなみに私は中学2~3年生頃から高校を卒業するまでは自転車通学をして来ました。途中、かなりの勾配がある区間もありますが、自宅から学校まですっ飛ばして走っていました。
自転車通学の思い出と言えば、朝、学校に向かっている途中、強面で通している進路指導担当の先生が出勤前に車を止めてゴミ捨てをしている所を見つけた時の事が強く印象に残っています。知り合いと会ったら普段なら挨拶して行く所ですが、生徒の前では強面で通している先生が、家庭では奥さんに頭が上がらず出勤前にゴミ捨てをしている所を見られたとなると都合が悪いだろうと思い、その時は見て見ぬ振りをして通り過ぎました。
ところがそれから1週間後くらいの全校朝礼で、その先生が
「最近は、道ですれ違っても挨拶しない生徒がいる」
と話をしたのです。私は
「えっ?私の事?」
と思ってしまいました。「武士の情け」と思って見て見ぬ振りをしたのに、私の事だったら酷い!と思い、全校生徒の前で手を挙げて
「先生!それゴミ捨てしている所を見かけたけど、家では奥さんに頭が上がらない事を生徒に知られたとなると都合が悪いだろうと思って挨拶せずに通り過ぎた私の事ですか?」
と聞き返したくなる衝動に駆られましたが、止めておきました。
高校生の時の出来事ですが、少しは大人だった私でありました。
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