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2025年7月25日金曜日

デカBOX - 116.8kg

国政選挙の後、都道府県毎に各政党が何票獲得したかを記載したデカBOXという表を火曜日の朝刊に掲載します。今回の選挙でも無事掲載されて良かったです。

選挙も知らない状態で担当になった時には、前任者から前回の電文ゲラを渡されて、

「これで全部だから。よろしく。」

と言われて、これで何をすれば、と驚いた記憶があります。

メーカーからサンプルのSQLが提供されましたが、普通のコードを書くのが主の人が書いた様で、今から考えると、あまり品の良い書き方がされていませんでした。集計物のSQLは、考え方に慣れていないと苦労するし、性能面でも問題が出たりします。

その後、選挙区と比例を一つにしてくれとか要求があったり、衆院で比例ブロック計を途中に入れてくれとか色々な要求があり結構大変でした。SQLから電文を作成する部分はテンプレートエンジンを使っていて凝ったロジックは使えず、並び順を設定する項目がDBのテーブル上に無いなどかなり制約が多かったです。結局、DUAL表で並び順の固定値をSQLに埋め込み、それをUNIONでくっ付けて票の枠を作ってといった技を使って何とか対応しました。

しばらくは定数部分の書き換え程度で行けると思いますが、選挙制度が大きく変わると大変だなと思うのですが、その時は頑張って対応して欲しいなと思います。

2025年1月3日金曜日

娘の年賀状 - 119.8kg

 娘の年賀状は大晦日に出したのですが、栃木が実家の大学の友人まで無事届いた様です。

届くのが遅れて上京後に届き、本人が見るのが春になると悲しいなと心配していたのですが、無事に正月期間中に実家で見て貰う事が出来、良かったです。

写真に対し、弟との距離感が良かったとのお褒めの言葉を頂いたようですが、

「それって写真を撮ったお父さんの腕が良かったんじゃない?」

と娘に問うと、

「さぁ」

とそっけない返事が返って来ました。笑

でもこの写真を撮影した時の照明は少し暗めで、少し赤系に被っていましたが、なにも調整しないで印刷したら、それがそのまま表現されていて、ちょっとビックリしました。スマホで撮影したのですが、そのまま印刷しても撮影時の色合いが再現されるって凄い事なんですよね。色の再現で苦労した者としては、隔世の感を感じました。

昔はカラー画像から光源の被りを消してグレーバランスを取るだけで技だったんですよね。極端な被りで無ければ、光源の被りが取れると自然と被写体の色が蘇り、カラフルな写真になります。まあ物によっては、これが簡単に行かなかったりするので、別に手を掛ける必要が出たりするのですが。

その後、F社さんがLab空間で色を調整する仕掛けを提示して来たのですが、これは酷かったですね。Labというのは、色差を見るための空間で、人間の目が2つの色を見て、その数値の距離が同じなら、同程度の色の差が感じられるという数値で、この空間で色の平行移動をした所で、関係の無い色がとんでもない色相に移動してしまうので滅茶苦茶な色になってしまいます。

一度誤った方向に進んでしまうと、それを修正するのは大変な事だと学ぶ事が出来た良い機会ではありましたが、授業料としてはとても高額でしたね。


2024年12月28日土曜日

大泣きする子供 - 119.8kg

 12月末までの優待が2万近く残っていたので、子供を連れてカッパ寿司へ。

席の端末に表示されているQRコードを読み込ませれば、自分のスマホで注文できるので、子供に端末を奪われても大丈夫な所が有難いです。

会計した後、優待カードなどを仕舞っていたら、小さな女の子が泣きわめく声が店中に響き渡り始めました。そけをお父さんが連れ出そうと頑張っているのですが、ますます大きな声で泣きわめきます。さすがに小さな子供が大人の男に力で勝てる訳もなく、連れ出されていきましたが、何が原因かなと見てみると、店の入り口に置いてあったキティーちゃんの自動販売機のオモチャが欲しかった様です。

この娘は、いつもこんな感じなんですかね。大変だなと思いました。

ちなみに家の子供がダダをこねた事で一番記憶に残っているのが、酒々井ピザ事件です。

酒々井アウトレットモールに行った時、ビザ屋を見つけた長男が私の手を引っ張って

「ピザ、ピザ、ピザ食べるの!ビザ食べるの!」

と泣きながら訴えた事がありました。安い店なら入っても良かったのですが、子供に食べさせるにしては高級なピザ屋だったので断固拒否。今はかなり大きくなりましたが、当時は体が小さかった長男が私に逆らえる筈もなく、その店に入る事は阻止出来ました。

娘の場合はどうだったかな?と過去の記憶を探ったのですが、物欲に絡むトラブルはあまり無かった様に思います。

ただ、自動ドアフェチには手を焼きました。自動ドアの開閉が大好きで、空港の展望台で飛行機を見せに行った時、出入り口の自動ドアを延々と出入りを繰り返し、何のために空港まで行ったのか意味が分からなくなったとか、電車のドアが開くたびに飛び出そうとするので、それを取り押さえるのが大変だったといった苦労をさせられた事がありました。

こんな苦労をさせた子供たちが親になった時、子供にどの様な苦労を掛けさせられるのでしょうね。


2024年8月9日金曜日

裁判所見学 - 118.8kg

 娘が取っている法学の授業の見学で、東京高裁に行って来ました。

詐欺事件の裁判で、有罪である事は認めているものの、一審では自分の主張を伝える事が出来なかったので控訴したそうです。

事前に刑事訴訟法を勉強しておいた方が、より勉強になりそうですね。

ちなみに私は裁判の傍聴をした事はありません。

ただ、入社時の研修で、国会、首相官邸、警視庁、最高裁判所などを見学した事はあります。

その際、最高裁判所大ホールにある「正義」像の天秤に、新聞を入れて重さを比較する同期がいて、さすがに私もびっくりしました。(^^;

首相官邸では、当時の官房長官・後藤田正晴が出て来ました。大物感が半端なかったのが印象的でした。

入社研修で一緒だった同期も、4年前に多くが退職。残ったメンバーも来年の3月には定年を迎えます。早いものです。

2024年8月7日水曜日

はなの日 - 117.6kg

 本日、8月7日は「は(8)な(7)の日」。

私のサバ読みの大先輩、元職場で一緒だったRさんの誕生日です。

ありがたい事に、彼女のお嬢さんも当blogの読者だったそうです。さすがに今は読んでいない思いますが、大学を卒業し、看護師として活躍されているかと思います。体に気を付けて頑張って頂ければと思っています。

年齢のサバ読みというと馬鹿にされがちですが、LGBTで性別だって自分で選択出来るとの声がまかり通る現在。年齢だって自分で決められると考えるのは実に自然な事。年齢のサバ読みは今や時代の最先端を行っていると私は考えています。

Rさんは、ずっと30歳を通していましたが、ある日、母から娘さんに戸籍上の年齢を暴露され、

「お母さん、本当は何歳なの?おばあちゃんから本当の年齢聞いたんだからね!」

と問い詰められた事があるそうです。家の娘も私に対して

「お父さんの本当の歳は何歳なの?」

とよく聞いて来るので、子供というのは同じ様な事を言う物だなと思います。

そんなRさん、普段は優しい方ですが、彼女がマジで怒っている表情を見せた事が2回だけあります。

その内の1回が私に対して、

「*さん、20歳だとかいうの止めて貰える?私が30歳っていえば通るの。でも*さんが20歳っていうとギャグに聞こえるの」

と言って来た時です。あの時の目はマジで怖かったです。笑

それから暫くして、Rさんは年齢のサバを読むのを止めて、戸籍上の出生日を元にした年齢を使う様になりました。どうしてサバを止めたかを訊いたら、私と一緒にされたくないとの事。私は唯一のサバ友を失ってしまいました。

LGBTで性別も自分で決められるという声が、正義の名のもとに叫ばれる現代、年齢だって自分で決められるのは当然の事。Rさんも再び30歳に舞い戻って貰えればなと思っています。

2024年7月9日火曜日

墓参り - 118.6kg

 母の命日なので墓参りに行ってきました。

昨年7回忌だったので、今年で7年前の出来事になるんですね。

7月7日が七夕、8日が安倍首相の命日、9日が母の命日で、とても覚えやすいです。

苗字が彫ってある所に、いつも以上に土の汚れが付いていたので掃除に手間取りました。完全には落とし切れなかったのですが、8月のお盆にも行くので、ぼちぼちの所で止めておきました。こういった掃除は、電源無しで使える高圧洗浄機とかあると便利だなと思いました。

霊園の池には、大賀ハスが立派な花を咲いていました。


帰り道に、スーパータイヨーでちょこっとお買い物。千葉県産のスイカが半額であったので、一切れ買って来ました。今年の初物スイカ。とても甘くて美味しかったです。

ちなみに、スイカ農家で出されたスイカに塩を振ってはいけないという話を聞いたことがあります。スイカに塩を振るのは甘みが足りないから。だから塩を振るのは、お前の家のスイカは甘くないと言っている様なものだという事です。なかなか難しい世界なんだなと思った次第です。

2024年6月21日金曜日

組織破壊マニュアル当てはまりすぎる - 119.8kg

youtubeで引っ掛かった下記動画は面白いですね。

 【2ch面白いスレ】CIA「組織破壊マニュアル」これ完全にうちの会社www【ゆっくり解説】

日本の会社をモデルにしたのかと思われる程、私のいた組織に多くが当てはまりました。笑

「会議なんてものは議事録しか生産しない」

というのが私の持論で、会議に時間を取られる事に嫌気がさしていた事を思い出してしまいました。

そんな事を考えてしまう自分は、サラリーマンに向いていなかったのかも知れません。5年も早く辞められて良かったなと思います。(^^)

2024年6月3日月曜日

女川原発再稼働の影響は? - 119.6kg

 先週、女川原発が9月に再稼働するというニュースが流れて電力株が急騰しました。

この影響でどうなるかですが、しばらくすると為替が円高に振れるのではという気がしています。

発電用に買っていた化石燃料の消費が抑えられ、結果として貿易収支が改善するからです。

そうなると、新NISAで注目されている全世界株式(いわゆるオルカン)、S&P500といったドル建ての投資信託が円ベースで見ると値下がりする事になります。その点に注意が必要ですね。値下がりした場合の対処ですが、狼狽売りをしない事が基本です。

でも、もし仮に為替が円高に振れて、オルカンとかが値下がりしたら、

「円安で日本が売られている」

なんて言っていた経済センスの無い人たちは何て言いだすんでしょうね。どうせまたいい加減な事を言い出すんでしょうけど。

昔、テレ朝の報道ステーションという番組は、バブル華やかしき頃は

「バブルのせいで地価が上がり、サラリーマンは家が買えなくなった。」

とバブル批判をしていました。彼らはバブル経済は庶民の生活に悪影響を及ぼす悪い物だとして扱っていたのです。

ところがバブルが弾けたら

「不況になり所得が下がり、サラリーマンは家が買えない。」

と批判を始めました。これを見て、とんでもなくいい加減な事を偉そうに語っている番組だという事を再認識させられた記憶があります。

マスコミは権力の監視が重要な任務ですから、権力に対して批判的になるのは仕方が無いのですが、何でも否定すれば良いという姿勢に傾いてしまうと、妙な方向に話が進んでしまいます。

社会を生き抜いていくには、この辺の不自然さを見抜くバランス感覚を持たないといけないなと考えています。

2024年5月24日金曜日

プロテクト破り - 119.8kg

 youtubeを見ていたら、久し振りに「合法昔ばなし」の新しい動画が上がっていました。

【合法】正規品のほうが不便な残念すぎるコピープロテクト【昔ばなし】

プロテクト破りなんて、懐かしい時代の話ですね。

学生の頃、友達からゲームソフトを借りてきて、逆アセンブルしてプロテクト解除をしていた時代を思い出してしまいました。ゲーム自体には殆ど興味が無かったんですが、解析してプロテクトを解除するのが楽しかったです。貸す側もプロテクトが解けた物が帰って来るので、喜んで貸してくれる友人がいました。

私のプログラミングの基礎は、この時代のプロテクト解除で身に着けた様な物です。

プログラミング学習に関して多くの本や講座がありますが、コンピュータに何かさせたい事があって、それを実現するために自分で方法を調べて解決していくというのが基本ですね。

娘も学校でpythonの授業を受けていますし、息子も情報Ⅰの授業でpythonを習う様ですが、こんな事が出来たら便利だなと思うテーマを見つけて、自分でコードを書いてみるという経験をすると習得が早いんだろうなと思っています。

2024年5月22日水曜日

宗教と縁のある一日 - 119.6kg

 洗濯物も干し終わり、少しのんびりしていたら、玄関のチャイムが鳴りました。我が家に宅配便が届くには半端な時刻。普段はもっと早いか遅いかです。何かなと思い外に出てみると、おじさんが2人立っていて、

「私たちは聖書を勉強しているものなのですが」

と言ってきました。キリスト教の勧誘ですね。

お相手をする選択肢もあったのですが、株価を見ている方が楽しそうなので、

「興味無いので」

と今回は、お断りしておきました。

ただ、私は聖書に興味が無いかと言えば、実はあったりします。

最初に引っかかるのが、イブはアダム同時に作られたのか、それともアダムの肋骨からイブを作ったのかという所。これは聖書の中に両論併記されていて、どう解釈したら良いか悩む所です。

もう一つは、アダムとイブの息子のカインが荒野に出た後、人と出会えたのはなぜか。暗黙の内に聖書は他に想像された生物から人間が出来たという進化論を肯定している様にも解釈できるのですが、どうなのかといった所です。

この辺が気になって、どうも聖書の勉強というのが進みません。笑

そこで以前、家に来たエホバの証人の人に聞いたことがあったのですが、

「良く聖書を勉強なさっていますね」

とおだて言葉の後、私の質問に明確な回答はせず、自分たちのしたい話をし始めた事がありました。彼らの目的は神、キリストによる救済を伝える事であり、信仰を広める事が目的な訳で、私の様な不信人者が持つ疑問に答える事は興味の対象外なのでしょう。という事で、お話しをした所で接点を見出す事が出来ず、双方に取って時間の無駄だと悟りました。

まあ気が向いた時に来たら相手をしても良いんですがね。

ちなみにエホバの証人の場合、家庭訪問は「開拓奉仕」と言われていて、これをやらないと神との距離が遠ざかり、霊的な力が弱まると考えられている様です。だから子供も連れ歩いているんですね。連れ回される子供が可哀そうだと評する人がいますが、彼らからすると、子供たちにも開拓奉仕をさせることで、神との距離が近づき霊的なパワーを与える事が出来る子供たちのための行動となります。世の中には色々な考え方があるんですね。

その後、ポストを見ると宗教っぽいチラシが入っていたので、さっきのキリスト教徒かなと思って見たら、富士大石寺とか書いてありました。旧創価学会関係ですね。上層部の対立で有難がっていたお寺が悪者になったり、末端の信徒からすると大変な世界だなと思ったりします。

という事で、今日は宗教と縁のある一日でした。


とまあ、ここまでは午前中の話なのですが、午後になったら固定電話のベルが鳴りました。

出てみると、ざわざわと騒がしいコールセンターっぽい環境音。それだけでどんな相手か想像が付きます。相手の言葉を遮る様に

「営業ですか?」

と訊いたら、いつものパターンで

「違います」

との答え。

「では買い取りですか?」

と訊いたら

「電話番号を間違えました」

と言って切ろうとして来ました。こっちが誰か分からないのに電話番号を間違えた事が分かるエスパー的な能力の持ち主なのか、正体がバレたので見切りを付けようと考えたかのどちらかでしょう。笑

念のため

「用件は何だったんですか?」

と迫ったら

「カメラとかの不用品があったら買い取りたいと思いまして・・・。」

それってやっぱり買い取りじゃない!笑

もう少し遊ぼうかとも思いましたが、

「売るものはありません」

と言ってこちらから電話を切りました。

こちらから、買い取りかどうかを訊くと電話を切ろうとするのは、マニュアルに書いてあるのか、オペレータの独自判断なのか興味があります。

この手法、早く電話を切りたい時には有効かなと思います。でも暇つぶしに相手をしたい時には向きません。そんな時には、どの様な話をして持たせるのが良いか考えておきたいなと思います。

2024年5月19日日曜日

がばん - 119.8kg

 息子の国語のブリントに、教科書に出て来る単語の読みと意味を書かせる物があり、何もやっていなかったのでやらせました。

すると一つだけ読みは書いたけど、意味が書いていないものがありました。それが

「穿鑿」

なかなか使わない字ですが、読みは「せんさく」。「詮索」は使うんですが「穿鑿」はあまり使わないですね。で、教科書には読み仮名が降ってあったのですが、息子がプリントに書いた読みが

「がばん」

「穿」に「牙」があり、「鑿」が「盤」に似ているから、この読みを付けたのかなと想像したのですが、教科書を見ろよ!と思ってしまいました。笑

読みが違っているので、辞書で意味を調べてもヒットしないのは当然の結果ですね。

ちなみに、私が出鱈目な回答を書いたもので記憶に残っているのが「標準世界史」事件です。

中3の時、世界史の定期テストでユダヤ人のバビロン捕囚について詳しく記載されている文書は何か?という問題が出ました。正解は「旧約聖書」なのですが、不勉強な私は正解が分からず、当時授業で使っていた教科書名「標準世界史」と回答しました。当然の如く不正解となったのですが、先生も面白がり、クラス内でも結構笑いが取れたりました。

これでこの件は一件落着となりましたが、後日談が付きました。

その後、日本史の定期ストで資料名を答えさせる問題が出た時、「詳説日本史」という当時使っていた教科書の名前を書いた人が多数出たのです。おそらく私の「標準世界史」が頭に残っていて、「そうだ!」と思い、書いた人が何人も出たものと思います。しかし、この時の先生の反応は私の時とは真逆で「ふざけてるのか!」というもの。数が多かったのも先生を怒らせた一因なのでしょうね。

単なる模倣の二番煎じはリスクが高いんだな、という事を学ぶ事が出来た事件でした。

2024年5月5日日曜日

息子のpython教科書が有能だった件 - 119.8kg

 娘が学校でpython入門の実習を取っていて、予習をさせないと絶対落ちこぼれると確信し、適当な教材を探していました。

最初は図書館で借りてきた本を使っていたのですが、ちょっと飽き気味。もっと扱いやすい物は無いかと模索していたら、既に我が家にある事に気づきました。息子の情報Ⅰの副教材として配布されている60ページ程度の冊子です。


この教科書の良い所は、まず薄い事。その気になれば1日でできる量に仕上がっているので、全体を通して勉強するハードルがとても低く、最初にやったことを後半で忘れてしまうという、あるあるパターンを回避できる事です。

また、取り上げる題材がif文を使ってロールプレイングゲームを作るとか、宝くじを作るといった遊び感覚で入れるものを採用しており、学習者、特に子供世代が興味を持って取り組みやすい工夫がされています。

内容は、簡単な関数呼び出しと、importによるライブラリ取り込み、ifによる条件分岐、ループなどの制御構造、リストを使ってプログラムを作る事が主で、最後に関数を自分で作る方法に触れるという感じで仕上がっています。

私自身はまともなプログラミングの教育というのは受けた事が無く、自力で資料を調べたりして身に付けて来ました。プログラミングを学ぶには、実際に作るのが一番で、自分からそこに入って行けない人はそもそも使い物にならないと考えています。とは言っても、作り始めるまでに何を最小限学んでおかなければならないかというと、この教科書に出てくる、基本的な関数呼び出しと制御構造、データ構造です。そして規模が大きくなった時に関数単位で機能を分割する必要が出てくるので、それらを知っておく事がスタートとなります。

そう考えると、この教科書は必要最低限の内容をしっかりと押さえているのです。確かにこのレベルの知識でプロとして活躍するのは無理ですが、入り口には立てる様になります。

良く出来ている教科書です。

娘に、これは良いからやってみな、と言って渡した時には面倒くさそうな感じで始めましたが、やってみると面白くなって来た様で、楽しみながら進めていました。

一人でやらせても大丈夫かなと思い、先日BOOKOFFで買った本を読んでいたら、

「エラーが出るんだけど」

と娘から呼び出しがありました。

教科書に書いてあるレベルだとpythonのバージョンの違いでエラーとなる事も無いだろうし、タイプミスかな?と思いエラーメッセージを読むと、input分に複数のパラメータを渡しているという内容でした。print分の感覚で、パラメータを「,」で区切って渡したためエラーになっていました。パラメータを「+」で文字列結合して渡したら、エラーが回避され正常に動作する様になりました。

娘の話では、教科書通りだとつまらないので、ちょっと内容をアレンジしてみたとの事。自分でちょっと変えてみるというのは、上達の近道で、娘にしては良いセンスの学習方法をしているなと感心してしまいました。

もう一歩進んで、エラーメッセージを読み、そのエラーメッセージをコピーしてgoogleに問い合わせて対策を考える所まで行ってくれれば、独り立ちまであと一歩となります。

頑張って貰えればなと思います。

ちなみに今回はエラーだったのでプログラムが動かなくなるので対処が必須でしたが、プログラムとしては動くもののワーニングが出た場合も対処しておくのが基本です。

以前引き継いだシステムで、VisualStudioのバージョンが上がり、関数の受け側の型指定が曖昧だとワーニングが出る様になり、コンパイルの度に大量のメッセージが流れ、正常にコンパイルされているのか分からない状態のシステムがありました。

前任者は、これ無視しても動くから大丈夫だとの事。また現在動いていて、これが止まると会社が不渡りを出しても不思議ではない金額を毎月決済しているシステムでもあり、そう簡単に手が出せませんでした。また運用は子会社に委託してあり、そこの会社の人が夜遅くまで働く人たちで、ワーニングを消したいからシステムを止めるとは言いずらい状況でもあり、結局そのままの状態を継続することになりました。

しかし、幸か不幸か私が退職する直前に法改正に伴うシステムの大改修が必要となり、この機を逃すまじとワーニング潰しをして静かにコンパイルが終わる様にしました。最初にこの作業をしていたので、bugを出しても直ぐにどこが間違えたかが分かる様になり、改修作業が捗りました。

環境の制約もあり、一部で問題がある事はあるのですが、そこそこ扱いやすい形で後任に引き継ぐことが出来、良かったです。

エラーやワーニングのメッセージは原因を調べて、出ないように対処する習慣を娘も身に付けて貰えると良いなと思っています。

2024年4月27日土曜日

夕張高校PTA会長のスピーチ - 119.8kg

 入学式や卒業式のスピーチというと、面白くないものが多いですが、中には素晴らしいものがあります。一番有名なのは、ジョブスのスタンフォード大学でのスピーチかなと思います。

【英語スピーチ】Apple創業者スティーブ・ジョブズのスタンフォード大卒業式スピーチ|日英字幕

でも、夕張高校PTA会長のスピーチは、それに負けず劣らず素晴らしいスピーチですね。

驚愕の【祝辞&伝説のスピーチ】(PTA会長・高校)生徒は感動!保護者も絶句!熱いメッセージ。8分ください。ある意味例文無視サプライズの夕張高校卒業式。

感動を巻き起こした伝説の卒業式祝辞から一か月…今回の夕張高校【入学式】のPTA会長祝辞は矛盾だらけ?!希望を与えるメッセージ。6分ください!


そもそも卒業式や入学式でPTA会長がスピーチをする学校は珍しいのではと思います。式に出席していたとしても、来賓席から「おめでとうございす」と挨拶をする程度というのが一般的でしょう。またスピーチの時間が用意されていたとしても、話をする事を商売としているPTA会長はレアなので、定型文の様な挨拶をするに留まるのが多いものと思います。
しかし、この夕張高校PTA会長のスピーチは完全なオリジナルです。おそらく校長の祝辞も霞んだ事でしょう。
こんな感動的なスピーチが出来るのは、ただの一般人では無いのではと思い調べて見たら、お坊さんだった様で納得してしまいました。お坊さん全員がスピーチ上手とは言えないでしょうが、普通の人よりレベルが高いスピーチが出来る人が多いのだろうと思います。
私が高校の入学式の時に凄いなと思ったスピーチも、成田山教育財団の理事長によるもので、お坊さんでした。
結局、感動させる事が出来るスピーチになるかどうかは、スピーチする人の持つ哲学なんでしょうね。お坊さんの場合は仏教をバックボーンとして、それまで接して来た檀家さんなどとの経験を元に形成された哲学が、ジョブスの場合は、アップルを作り追い出され、再び舞い戻るといった経営者としての波乱に満ちた人生から得られた哲学が、スピーチに力を与えてくれるのかなと思います。
私はまだまだ未熟で、こんな素晴らしいスピーチを出来ませんが、私の話を聞いた人が一つでも学ぶ所があったと思える話を出来る人間でありたいと思っています。
また、私の子供たちも人に伝える哲学を持った人に育って欲しいなと願っています。

2024年4月26日金曜日

自転車通学 - 119.8kg

 今朝、長男の自転車通学に自転車で付いて行きました。ちょっと面倒だなと感じていたのですが、行ってみるとなかなか面白いものが見えてきますね。

出発したのは朝7時頃。最初は私たち親子2人だけなのですが、駅に近づくに従って一緒に駅に向かう自転車の数がどんどん増えていきます。まるで支流からの水が集まって次第に大きな川になっていく様な感じです。

川と違うのは、速い自転車とゆっくり走る自転車が混在している所。川の水だと流れる場所により流速は一定に決まります。速度が違うものが一緒に走っていると衝突の危険があるので要注意です。

駅に着いて、駐輪場で見送ってから、空気入れを借りて、前輪、後輪をパンパンにしてから帰宅。7時半近くになると、駅に向かう自転車のスピードが全体に上がります。時間に余裕がない人が増えるんでしょうね。

道を自転車で通る人の切迫度合いは時間帯によって変わってくるのだという点を実感できて、なかなか興味深い体験でした。

ちなみに私は中学2~3年生頃から高校を卒業するまでは自転車通学をして来ました。途中、かなりの勾配がある区間もありますが、自宅から学校まですっ飛ばして走っていました。

自転車通学の思い出と言えば、朝、学校に向かっている途中、強面で通している進路指導担当の先生が出勤前に車を止めてゴミ捨てをしている所を見つけた時の事が強く印象に残っています。知り合いと会ったら普段なら挨拶して行く所ですが、生徒の前では強面で通している先生が、家庭では奥さんに頭が上がらず出勤前にゴミ捨てをしている所を見られたとなると都合が悪いだろうと思い、その時は見て見ぬ振りをして通り過ぎました。

ところがそれから1週間後くらいの全校朝礼で、その先生が

「最近は、道ですれ違っても挨拶しない生徒がいる」

と話をしたのです。私は

「えっ?私の事?」

と思ってしまいました。「武士の情け」と思って見て見ぬ振りをしたのに、私の事だったら酷い!と思い、全校生徒の前で手を挙げて

「先生!それゴミ捨てしている所を見かけたけど、家では奥さんに頭が上がらない事を生徒に知られたとなると都合が悪いだろうと思って挨拶せずに通り過ぎた私の事ですか?」

と聞き返したくなる衝動に駆られましたが、止めておきました。

高校生の時の出来事ですが、少しは大人だった私でありました。

2024年4月13日土曜日

娘がお人よし過ぎた件 - 119.8kg

 先日、営業電話で遊んだ話を書きました。

営業電話に引っ掛からない様、注意を促すつもりで書いたのですが、娘が営業電話を掛けて来た女性に対し、

「文句の電話を掛けて来た気持ちが分かる気がする」

と何か同情をしています。人が良過ぎて、ちょっと心配になってしまいました。

全部が全部とは言いませんが、わざわざ電話を掛けて来て何としてでも店に連れ出そうとする相手の意図は何かを考えなければなりません。良い商品を薦めたいと思っているのではなく、通常の営業では得られない、高い利益を得ようとして頑張って引き込もうとしてるのです。つまり営業を掛けてくる相手は、自分の事をカモにして多額の金を巻き上げようという悪意を持って接して来ている事を認識する必要があります。百歩引いて、電話を掛けて来た本人は悪どい商売をしておらず、単なる電話を掛けるバイトだったとしても、電話でOKをした人が金を搾り取られるだろう事を少なからず気付いている筈です。悪徳商法の共犯なんです。

娘も18歳で成人。変な契約を結んでしまうと、親権で無効にする事が出来ません。悪意を持って近付き、金を毟り取って行こうとする人がいる事に対して警戒心を持って欲しいなと思います。

ただ、かくいう私もお人好しだった時代があります。

高校1年生の時、校内にk君、H君という不良がいました。地域の暴走族内で、それなりの地位を確保していたそうです。彼らは校内で

「100円貸してくれる?」

といってお金を借り、そのまま返さない「カツアゲ」をしていました。カツと言ってもトンカツを揚げる訳ではありません。カツはカツでも恐喝のカツです。脅かして金を奪い取って行くのです。

そしてそのカツアゲをしにK君が私の所に来たのです。

「100円貸してくれる?」

この当時、私はカツアゲという物を知らず、この人は100円のお金に困っている可哀そうな人なんだと思い

「100円も持っていないの?大変だね。500円あるから、これ上げるよ。返さなくて良いからね。頑張ってね。」

と同情しながら要求額の5倍の金額を上げたのです。

その後、あれはいわゆるカツアゲというやつだったのかと学んだのですが、まあ上げた500円だったので気にも留めていませんでした。

そして今度はH君の方が私にカツアゲをしようと迫って来た事があったのですが、一緒にいたK君が制止しました。あいつからは取るなという感じで。私からは心情的に取れないと思ったんでしょうね。なかなか仁義にあつい人だった様です。

しばらくすると、HRの際に担任の先生が、校内でカツアゲをしているという話があるが被害に遭った人は名乗り出てくれとアンケートを取りました。どう回答するか迷ったのですが、私の場合、当初、カツアゲの目的で近付いて来たとは思うのですが、私は「あげるよ」といったので、贈与になるのかなと思い被害の申告はしませんでした。

その後、2人は退学となった様で、1年生の2学期には学校から姿を消していました。聞く所によると、本職のヤクザになったとの話もありましたが、実際どうなったかは分かりません。

とまあ、高校時代は私もこの様にお人好しだったので、この親にしてこの子ありで、娘の事をお人好しだと言うのもどうかなという気もしますが。(^^;

ちなみに社会人になってから、この高校時代の体験を会社でしたことがあります。高校時代は朝鮮学校の生徒とやりあったという人からは、

「それはあり得ないよ。そんな相手に一度金を渡したら、良いカモにされて金をせびられ続けるよ」

と言われ、信じて貰えませんでした。私自信は、これで上手く行ったという成功体験があるので、そんな事を言われてもなと思ったりするのですが、その分のオフセットを外すと、確かに普通ではあり得ない事だと考えるのが普通でしょう。一度詐欺に引っ掛かると、カモリストに掲載されて、次々と詐欺がやって来るという話もありますからね。

私の高校1年の奇跡的な出来事は、あくまでも奇跡的な確率でしか起こらない事なので、その様な幸運は起こらないと考え、自分をカモにしようとする相手に対して同情などせずに、自分の生命、財産を守る様にするのが賢明だなと思います。

2024年4月11日木曜日

営業電話 - 116.6kg

 固定電話に1コールだけで切れる電話が掛かって来ることがありますが、あれって何なんでしょうね。

私の推察では電話番号の死活確認。ある地域に割り当てられた電話番号に対し1コールの電話を片っ端から掛けまくり、呼び出し音が鳴れば使われていて、使われていないとのアナウンスが出れば現在未使用と判定し、生きている電話番号のリストを作っているのではないかと思っています。1コールで出る人は稀ですから、1コールで切って確認すれば、電話番号が使われていようが、使われていまいが、電話料が殆ど掛からないんですよね。

そうやって生きている電話番号リストを作成する目的はおそらく電話営業。雇われオペレーターがPCのボタンを押すと有効性確認出来ている番号に発呼する様な仕掛けを用意しておけば、使われていない電話番号をコールした際に発生するオペレータの作業時間ロスを減らす事が出来ます。その分、時給を有効に使える事になります。

この種の営業は断られるのが前提です。その上で1%とかの確率で顧客になってくれるという世界なので、電話が繋がった件数が多くなる程、売上が伸びます。オペレータを雇う側としても、効率よく電話を掛けられる事はメリットがあります。それが事前の1コール回線チェックで殆ど金が掛からず効率化出来るならやりますよね。また有効な電話番号リストを作成する部分だけ担当して、そのリストを売る業者がいるかも知れないですね。

こういった営業電話はコールセンターみたいな所でやっているので、バックに電話オペレートのざわざわした声が聞こえて来るのが通例です。そこで、そんな背景音が聞こえてきたら、

「営業ですか?」

と聞いて、

「そうです」

と答えたら

「要りません」

と言って切る事にしています。ただ最近、「営業では無い」と答えるパターンが増えて来ています。

「営業ではなく、買い取りです」

というパターンです。売るのではなく買うのだから「営業」では無いという事なのでしょうが、買い取りと言っても、訪問までしたコストを回収するつもりで来ているので、招かれざる訪問者である確率が高いです。なので、

「売るものはありません」

と断って、とっとと電話を切る事にしています。

ただ、大阪の寮暮らしの時、営業電話に付き合った事があります。

夜、トーンの高い若い女性の声で電話が掛かって来て、とりあえず電話に付き合ってあげる事にしました。

「どちらにお住まいですか?」

と聞いて来たので、こちらの住所は把握していなそう。とりあえず正直に、

「北千里で」

と答えたら

「えーっ、そうなんですか、私も大学、北千里だったんですよ」

といかにも営業電話にありそうなパターンで攻めて来ました。北千里近辺にある大学は限られるので、どこの大学か聞こうかと思ったのですが、そんな野暮なことはせず、話を聞いていくと

「服とか着ますよね。今度、駅ビルの店でセールやりますから来ませんか?」

と本題に入って来ました。そして具体的な来店の日時までアポ取りをしようとしてきます。こういうのを下手に約束だけしてすっぽかそうとかすると、後で待っていたのに来なかった。待つために人件費がいくら掛ったからとか妙な請求が来る可能性もあるので要注意。

当時は、オウム真理教が世間を騒がせていて、テレビで教団の出家者が着ていた「サマナ服」というのを目にする事が多かったので、

「服は着るんですけどね、オウムのサマナ服って知ってます?私、あれしか着ないんですよ」

と言って遊んでみました。

これまでの会話はマニュアルにあり、研修を受けた筋書きだった様ですが、オウム真理教のサマナ服しか着ないという筋書きに対するマニュアルは用意されていなかった様で、ちょっと困ってしまった様でした。で暫らく別の話題に行ってから繰り出してくる言葉は、

「でも服とか着ますよね」

これに対する私の答えは

「サマナ服しか着ないんですよ」

結局、これの無限ループを繰り返し、1時間程度の長電話となり、向こうも諦めた様で電話が終了しました。

長い電話だったなと思い、トイレに。そして戻ってくると、また電話が鳴りだしました。

今度は何だろうと思い、電話に出てみると、女の声なんですが低くてドスが聞いた声が聞こえて来ました。早口で何を喋って来たのですが、何を言っているか聞き取れないなと思っている内に切られてしまいました。

何を言って来たのか気になり、録音出来ていれば良かったのにと思いながら頭の中で再現してみると、

「ふざけてんじゃねーよ」

みたいな事を言っていた様に思えました。

営業電話が終わってから5分くらいの時間が経過しているので、もしかすると、1時間も電話をしてアポ取れなかったので雇い主にドヤされて、腹いせに電話を掛けて来たのかも知れません。

確かに雇っている側の立場からすると、1時間も話してアポを取れないのはオペレータとして無能ですし、アポが取れそうにないと思ったら、とっとと電話を切って次に行けと言いたくなるだろうなと思いました。

仮に私の推察が当たっているとした場合、彼女はやはり無能なオペレータです。だって、アポが取れなかっただけではなく、最後に一発脅かしてやろうかと思ったのだとしても、その内容が相手に伝わっていないんです。

電話で相手を脅かすのであれば、その内容が相手に伝わる様に話す必要があります。仮にバイトであれ、金を貰っている電話オペレータであれば、相手に自分の意志を伝える事はプロとして必須な事。

彼女はプロ意識が足りない無能なオペレータだったんだなと思うと共に、自分が金を貰って仕事をする時には、プロとして恥ずかしくないレベルをしなければと、この電話を通じて思いました。

彼女は無能なオペレータではありましたが、ある意味、私にとって良い反面教師でした。プロとしての仕事とは何かを考えるきっかけを与えてくれた営業電話に使った1時間は、私にとって有意義な時間だったなと思っています。

2024年4月7日日曜日

乃木坂46 - 119.8kg

 先日、ハードオフで1650円(税込)で買って来たスピーカーが、小さい割に音が良かったので、音楽鑑賞にはまっています。

最初はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番だったのですが、女性ボーカル系ポップスをと思い、ここ数日、たて続けに聞いているのが乃木坂46の曲です。Youtubeでシングル曲を発売順に並べた再生リストを作り、PCからBluetoothでAliExで700円しないで買ったデジタルアンプに繋いで聞いています。

乃木坂との最初の出会いは、デビューイベントでした。娘の小学校入学準備の買い物で近所のイオンに行ったら、屋内駐車場が一部閉鎖されていて、どうしたんだろうと思っていたら、実は乃木坂のデビューイベントがあるとの事。娘と一緒に見たのが最初です。

会場に行ったら、会場の後ろの方に、15年位前の夏、新宿NSビル1Fの里中茶美(Da Pump Issaのお姉さん)、早坂好江とかHeeBeeプロジェクトのメンバーが出たアイドルイベント会場前のマクドナルドで

「コーラのL!」

と言って他のお薦めを受け付けないぞ、という気迫が伝わって来る注文を人に、やたらと似ている人がいて、タイムスリップした様な感覚に捕らわれてしまいました。15年前の人と同一人物と決まった訳ではないのですが、アイドル系を続けていれば、ここに来ても不思議ではないんですよね。

その時のイベントは、乃木坂のメンバーが数人ずつに分かれて全国各地に散って行う形のもので、成田に来ていたのは、白石麻衣深川麻衣永島聖羅井上小百合の4名でした。イベントの内容は、歌はなく、トークイベントの後に握手会という形式のもの。一番喋っていたのは、らりんこと、永島聖羅でした。

握手会は、井上小百合、深川麻衣、永島聖羅、白石麻衣の順番だったと記憶しています。この内、井上小百合は、家の娘と握手する時、

「かわいいー!」

といってピョンピョンしながら握手してくれて、何と正直な娘なんだと思い、私の中で好感度爆上がりでした。小学校入学直前だった娘も今年から大学生。当時の彼女の年齢を超えているんですね。感慨深いです。

その後、イベントにはしばらく行きませんでしたが、セブンイレブンとのタイアップイベントがあった事がきっかけだと記憶していますが、太陽ノックの時から、乃木坂、欅坂、日向坂のシングル発売があるたびに、子供たちを連れて幕張メッセの全国握手会に通う様になりました。

子供を連れて行ったのは、児童席というのがあり、隅の方ではあるものの、前のエリアで比較的ゆったりと観られる事、握手会の順番が優遇されるといったメリットが得られるのが一つの狙いでした。そのお陰で、平手友梨奈発煙筒事件の際も会場に行っていたのですが、巻き込まれずに帰る事ができました。

そしてもう一つの狙いが、子供たちに人や社会と接する経験を増やす事でした。握手会の剥がしは大人だと結構きついのですが、子供だと緩い事が多く、ちょっとゆっくりと話す事が出来ます。子供たちには

「握手会は5秒間のプレゼンだ!」

と教えていました。5秒間という限られた時間の中で相手の心を引き付け、素敵な笑顔を引き出す事、これが握手会の肝だというのが私の考えです。そのためには相手の好みなどを事前に調べて、受けるネタを考えておくのが基本。しかし他の人も同じ様に事前調査をしているので、本人は同じ様な話を何度もされて飽きてしまいます。それでは普通の笑顔しか貰えません。そこで目を引くために、ちょっと変化を付ける必要があるのですが、あまり極端な変化を付けると相手も返答に困り、笑顔が引き出せません。その辺の加減が重要です。

一番成功したのは、生田絵梨花ちゃんの列に並んだ時でしょうか。彼女がちょっと遅れてきたので、息子に

「生ちゃんは、うどんが好きだから、「うどんを食べてたから遅くなったんですか?」って聞いてみな」

と指示しておいたら、これが当たりで、とても良い笑顔が得られました。

失敗もあります。

橋本奈々未の卒業ソング「サヨナラの意味」の握手会の時ですが、これまで1枚のチケットで家族全員が握手できていたのが、この回から子供も1枚のチケットが必要になったみたいな制度変更があり、それを知らずに、ななみん列の先頭に並んでいた私と子供2人。ななみん到着と同時にチケット不足が発覚しました。そこでバタバタしてるのを見て、ななみんが

「私はどうしたらいいの?」

と苦笑い。

結局、長男が握手をする事になりましたが、

「可愛いね、お名前は?」

と聞いて貰えたのに、何も喋れずに握手は終了。何とも勿体ない出来事でした。

子連れだと、握手する時以外でも色々なトラブルがありました。

ミニライブが終わって、握手会の列に並んでいる時、息子が突然、しくしくと泣き出しました。理由を聞いたら

「おなかがすいた」

との事。そんな事で泣くんじゃないよと思いながら、次の回からは若干の食糧を持っていく様にしました。

また娘も幕張メッセに向かう途中の道で、少し高くなっている花壇の縁に登って歩いていたら、間抜けな事に足を踏み外して膝を擦りむいて泣いてしまいました。家に帰れば絆創膏は沢山あるので、「家まで我慢しな!」と言いたい気持ちを抑えて、やむなくコンビニで絆創膏を買って対処しました。この時から荷物の中にはいつも絆創膏を入れる様にしています。

握手会も子供が大きくなり、またコロナの関係で握手会自体が無くなったため行く事は無くなりましたが、子供たちが大人になり、親となった時に、坂道グループの握手会に連れて行かれたな、と思い出す事があればなと考えています。

ちなみに、ある大学の説明会に行った際、娘がメンターさんに、生駒ちゃんと握手したことがあるんだと言ったら、「すごいね!」と羨ましがられたそうです。我が家では当たり前でも、結構、貴重な体験なんですよね。

2024年3月1日金曜日

娘の卒業式 - 120.0kg

 今日は娘の卒業式でした。

ビックリする様な点数を取って来て、卒業出るのか心配しましたが、卒業させて貰えて有難いです。また精勤賞まで頂いてしまい、これにも驚きました。寝坊ばかりして電車に乗り遅れ、遅刻の常習犯だった様ですが、カウントしないで頂いた様です。

これで娘も人生の階段を1段登る事が出来ました。

キリスト教系の学校なので、講堂は教会風に作られており、演壇の後ろには十字架とステンドグラスが、またパイプオルガン付きです。卒業式では讃美歌が随所に取り入れられていました。私は讃美歌というのは、聖書の詩編にメロディーを付けた物だと思っていたのですが、歌詞がいかにも卒業式向けの物まで用意されているという事に驚きました。

ちなみに私が卒業した成田高校は、成田山教育財団が運営する仏教系の高校です。しかし、金は出すが口は出さないという財団の運営方針により、仏教に関する授業はありませんでした。ただ、付属中に入学して以降、若干方針の変更があり、入学式、卒業式には仏教色を出す様になり、「三帰依」、「四弘誓願」、「明王あり」といった歌を歌ったり、「不動明王御真言」を唱える様になりました。また、その練習のため、1時間だけ成田山からお坊さんを呼んで、全生徒が講堂に集まる日が出来ました。

また、入学式、卒業式の時は、来賓として成田山教育財団の代表が招かれ、挨拶があります。お坊さんの話などというと、つまらない説教というイメージを持ちがちですが、高校の入学式の時のお話は今でも記憶に残っています。

当時は「受験戦争」という言葉が盛んに用いられ、子供の頃から競争の中に叩き込まれるのが当たり前の時代でした。その中で勉強に付いて行けない「落ちこぼれ」が出て来て、その中の一部を中心として「不良」となり、学校で暴れたりする事件が多い時代でした。尾崎豊の世界観の時代であり、今や参議院議員になり「恥を知れ」で名を馳せた、三原じゅん子や、中森明菜の人生をボロボロにした近藤真彦などが出演した、初代「3年B組金八先生」の時代です。

この様な状況に対する学校側の対策として打ち出されたのが、生徒を厳しく指導して問題を起こさない様にしようという「管理教育」という考え方でした。その様な考え方を持った人物が私が中学の時に校長としてやって来たのです。

校長が良く言っていた事が「お前たちは金魚鉢の金魚なんだ」とか「勝ってこい」でした。生徒は偉そうな事を言わずに学校のいう事を聞き、良い成績を取って学校の評価を上げるんだ、という訳です。

教育者としてはどうかなと思うのですが、今から考えると、下から這い上がって成功しようとするのであれば、その様な生き方もあるのかなと思う事もあります。ただ私の生き方とはかなり温度差がありますね。

その校長が生徒に出した目標が5つの「する」でした。

勉強する、運動する、挨拶する、清掃する、あともう一つはよく覚えていないのですが、正装するだったかも知れません。まあそんな感じの5つの目標を提示し、高校の入学式でもその話をしました。

その後に、成田山教育財団の代表のスピーチが始まりましたが、これを聞いて私は感動してしまいました。

「今校長先生が5つの「する」を目標として示しました。でも私は更に3つの「する」をやって貰いたいと思っています。5つの「する」に3つの「する」を加えて「8する」、「ハッスル」して貰いたいのです」

5つの「する」でうんざりしていた所に、さらに3つもと暗い気持ちになった所に「ハッスル」して欲しいと言った訳です。この聞く人の心を掴むテクニックは素晴らしいです。元々は田舎ののんびりとした学校だったのに、そこに管理教育型の考えを強く打ち出している事に対して違和感を感じていたのではと思います。中学高校時代には、色々と思う所はあるのですが、この話を聞けただけでも成田高校に行った意味があったなと思っています。

お坊さんの説教というと、つまらない物と思いがちですが、感動できるものもあるので、機会があればしっかりと聞いておくのが吉だと思います。

2024年2月9日金曜日

会社に来なくて良い! - 119.8kg

下記の動画を見て、入社直後に寝坊して遅刻し、上司に

「もう会社に来なくて良い!」

と怒られ、翌日、本当に出社しなかったら、更に激怒された会社の後輩の話を思い出してしまいました。

 https://youtube.com/shorts/i-FS-rKHVNI?si=Bd3A-4oaRsw6f2xd

なかなか日本語は難しいです。笑

2024年1月28日日曜日

公立高校志望調査 - 118.2kg

 昨日の朝刊に県立高校志望調査の結果が掲載されていました。

1月中旬から3月までは、各地方版で高校入試情報掲載のピークになります。紙面を見た感じでは私の書いたExcelマクロがまだ活用されている様でした。

私の目から見れば、この形に落ち着かせるのが最善解なのですが、うちの職場にこんな仕事を持ち込みやがってというドメスティックの視点からのレベルの低い文句を言う人や、支局にExcelで作業をさせるのは無理だといった実体験に基づく不満を言う人もいましたが、地方版編集の方の協力もあって、この形での運用を定着する事が出来ました。

西部本社管内は、excelマクロが好きな人がいたので、そこで独自の展開をしているとおもいますが、大阪本社管内では、F社のexcel組という運用に合っていない仕掛けを使っている様なので、毎年、この時期になると専任のデスクを張り付けて対応しているそうで、御苦労様ですと思っています。

まあ、技術系の視点では担当するグループが変わり、面倒な作業は地方版編集がやってくれるからどうでも良い事なのでしょうが、実際に作業する現場からすると、単純作業のために無駄なデスク1名を単純作業のために張り付ける必要があり要員的には大きな迷惑です。

組織の上層部が適切な判断を出来ないと、現場が割を喰うという実にわかりや易い例だと思っています。組織の上に誰を上げるかというのは、実に重要な判断だという事が分かる例だなと私は思っています。