先週、女川原発が9月に再稼働するというニュースが流れて電力株が急騰しました。
この影響でどうなるかですが、しばらくすると為替が円高に振れるのではという気がしています。
発電用に買っていた化石燃料の消費が抑えられ、結果として貿易収支が改善するからです。
そうなると、新NISAで注目されている全世界株式(いわゆるオルカン)、S&P500といったドル建ての投資信託が円ベースで見ると値下がりする事になります。その点に注意が必要ですね。値下がりした場合の対処ですが、狼狽売りをしない事が基本です。
でも、もし仮に為替が円高に振れて、オルカンとかが値下がりしたら、
「円安で日本が売られている」
なんて言っていた経済センスの無い人たちは何て言いだすんでしょうね。どうせまたいい加減な事を言い出すんでしょうけど。
昔、テレ朝の報道ステーションという番組は、バブル華やかしき頃は
「バブルのせいで地価が上がり、サラリーマンは家が買えなくなった。」
とバブル批判をしていました。彼らはバブル経済は庶民の生活に悪影響を及ぼす悪い物だとして扱っていたのです。
ところがバブルが弾けたら
「不況になり所得が下がり、サラリーマンは家が買えない。」
と批判を始めました。これを見て、とんでもなくいい加減な事を偉そうに語っている番組だという事を再認識させられた記憶があります。
マスコミは権力の監視が重要な任務ですから、権力に対して批判的になるのは仕方が無いのですが、何でも否定すれば良いという姿勢に傾いてしまうと、妙な方向に話が進んでしまいます。
社会を生き抜いていくには、この辺の不自然さを見抜くバランス感覚を持たないといけないなと考えています。
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