2024年6月4日火曜日

外貨建て養老保険のパンフレットを見る - 119.6kg

 昨日、生保の人が契約内容の確認をしに来たのですが、同時に一時払いの外貨建て養老保険のパンフレットを持ってきました。

外貨建ての保険は無駄に為替リスクを背負うので止めておけというのが常識ですし、これだけ円高になっている現時点で入るのは余りにも無謀。当然お断りしました。

お帰り頂いた後で資料を見てみると、100万円を預けると、契約時に4万円取られ、死亡保険金、満額保険金は100万円を下回っていて、そもそも元本欠損が保証されています。笑

年4.40%の予定利率が記載されていて契約時に確定する様ですが、金利の市場価格により返戻金の額が変動する様で、4.40%の金利も実質的には保証された物では無い様です。

その上、最大金利が年1.0%の災害補償付き外貨建て終身保険に関する費用、年金に関する費用が引かれるそうで、それだけで毎年最大2.0%、さらに毎月具体的な金額が記載されていない保険関係費用も引かれるとの事。利息が顧客の手元に幾ら残るのか不安にさせてくれます。

また円換算レートのスプレッドが往復で1ドルあたり50銭。1ドル150円だとすると、0.3%位になります。スプレッドはFXだと0.5銭とかだったりするので、100倍も取られます。

これだけ中抜きされた上に、為替変動のリスクは顧客が全て被るのですから、余程の義理でも無い限り加入は無しですね。(^^)

為替リスクを抱えても良いというのであれば、こういった保険に入らず信託報酬が安い

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

といった投資信託を買う方が良いだろうと思います。

ただ為替リスクには十分注意が必要です。1ドル150円から120円まで円高が進むと、ドル建て資産は20%目減りします。この差は株価の値上がり(キャピタルゲイン)で吸収する事は可能ですが、利息や配当など(インカムゲイン)で吸収するのは、かなり厳しいです。

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