長男と一緒に日大生産工学部のオープンスクールに行って来ました。
最寄り駅は京成大久保。以前、電気工事士の学科か電験3種の受験で一度行った事がありました。その時はボルツがまだあったのですが、2021年に閉店してしまった様です。
現在も残っている神田店には1回だけ行った事があります。
キャンパスにはオープンスクールが始まる10時前には到着しましたが、既にかなりの来場者がいました。10:10から始まる学部説明会の会場は満員で、4階の教室で中継するので、そちらで聞いてくれとの事なので、階段を上って行きました。
一番押していた所は日大のOBの数で、各地に卒業生が散らばっているので、就職での優位性をアピールしていました。その他には企業実習がある事、4学期制を採っているので留年せずに中期の留学などが可能といった所をアピールしていました。
学部説明の後、最初に行ったのが「ドローンに触ってみよう」という体験学習があった環境安全工学科。ドローンを使って沼地でオオコの生育状態を調べているといった説明を受けた後に、ホビー用のドローンで操縦体験。長男も結構楽しんでやっていました。
この学科ではスタンプラリーをやっていて、2つ以上スタンプを集めるとハンディファンが貰えるというので「安全な水をみんなに」という体験学習へ。水の硬度測定と浄化のテスト。硬度測定は学生時代やった記憶はあるのですが、簡単な試薬キットで出来てしまうのに、ちょっと驚きました。これの水の硬度版みたいなのを使い、糸を抜いて水をスポイトの様に吸い取り色の変化を見てサンプルと比較するという方法でした。
続いてはフィルターを通しての浄化テスト。フィルター素材の粒度が大中小の物をどの順番で並べるのが良いかをテストしました。昔は粒度が大きい物から通していたのですが、最近は大量の処理が必要となったため粒度の細かいものから通す様になったとの事。確かにその方が早く水が落ちて来ました。
最後はフィルター素材の選定についてのテスト。6種類の粉末の内、どの粉末がフィルター素材として適当かを調べるテストで、青く着色した水が入った試験管に粉末を入れて撹拌し、どれが一番早く水を綺麗にするかのテストでした。試験官を触ったのは学生時代以来で、楽しかったです。
ここまででスタンプを2つ貰い、ハンディファン獲得の権利は確保したのですが、どうせならと「脱炭素の実験をみてみよう」に行ってみました。
水素の改質法による生成効率を上げる実験、カーボンニュートラル燃料の燃焼実験の様子を見せて貰いました。
アンケートに答えてハンディファンをゲット出来たのですが、スタンプラリーで押したスタンプはアンケート用紙に押してあったので回収されてしまったのが、ちょっと寂しかったです。
次はどうしようかと思って時計を見たら、ちょうど12時だったので学食に行きました。着いた時に貰った食券で、私はチキンソテー定食、長男はハンバーグカレー定食を頂きました。ライスは大中小で盛り分けてありましたが、大ライスが多めに盛られた中ライスと同じ程度の量しかなかったのが、ちょっと残念。「特盛で!」と頼んだら、すごい盛りのご飯が出て来たのかも知れませんが、今回は遠慮しておきました。
食後にはライン登録すると貰えるスイーツコーナーへ。小豆白玉、ソフトクリームと迷ったのですが、プリンにしました。
午後最初に行ったのは、電気電子工学科の「光をためて光らせる!エコライトづくり」。ブレッドボードにパーツを差し込んで暗くなると光り、強い光を受けると太陽電池で発電した電気で充電するライトを作成しました。
資料に書いてあるのは実体配線図だけで、回路図が無かったので動作原理は分からなかったのですが、とりあえず動く物が出来て良かったです。LEDに付き物の電流制限用の抵抗がありませんでしたが、おそらく抵抗内蔵のLEDを使っているんでしょうね。部品点数を抑え、初めての人でも再現率が高くなる様にし、その上光るという素人にも分かりやすい動作をする物を選ぶあたり、単純なブレッドボード工作でありながら試行錯誤の積み重ねの成果なのかなと感じてしまいました。
続いて「未来工房」。3Dプリンタや陶芸用、木工工作の機器など、各種の工作設備が備えられています。木で作ったパズルみたいなのがあり、長男が興味を示しパズルをバラシてしまったのですが組み上げる事が出来ずに断念。仕方ないので私が組み上げて戻しておきました。
案内の人に頼めば直してくれるとは思うのですが、戻せもしないのにバラスんじゃねーよと思ってしまいました。笑
今度は数理情報工学科へ。VR体験などをさせて貰いました。
「このボタンを押していると、魚の群れが寄って来るんですよ」
と言われ、画面を見ていると少し時間を置いた後、遠くを泳いでいた魚の群れがこちらに向かって来ました。群れとしての動きも自然なので、魚の動く習性を仕込んでおいて、一匹毎にオブジェクトを生成して処理しているのかななどと考えてしまいました。
ちなみに数理情報工学科の学生は、オタ系の学生が多い様に感じます。ゲーム好きも多そうで、研究室内にゲーミングチェアーが置いてある辺りにもそれを感じました。就職先はゲーム会社が多いのかと訊いた所、一般のIT企業が多いとの事でした。
最後にいったのは土木工学科。長男が興味を持っている分野ではなさそうですが、ドローン体験の体験学習があるから行く事にしました。
ここの学科の生徒は、受け答えに体育会系のノリ的な印象を受けました。まず学科説明を聞いたら、就職率がほぼ100%で、大手企業に就職する学生が多いとの話をしていました。地味な分野ではありますが、仕事の発注元も国や自治体で、収益的にも安定した業界なのかなと思っています。
ドローンの体験学習を申し込んだらDJIの大型のものが置いてあり、飛ばす事はせずにカメラを動かして性能を見せて貰いました。小型のドローンは調子が悪く動かす事が出来ませんでしたが、トータルステーション(TS)を触らせて貰えたので私的には満足でした。つまみを回した時の滑らかな感触は高い精度を感じさせてくれます。キャリブレーションはどうしているのかと訊いた所、教育用で使用しているだけなので、定期的な校正はしていないとの事でした。10台以上のTSがあるのでメーカーに校正を出していたら費用的にも大変なので、まあ納得かなと思いました。
その後、駅まで向かう途中で長男に、何が一番良かったかと訊いたら、やはりドローンの体験が良かったとの事。まああれだけ遊ばせて貰えれば高評価になるでしょう。
暑くて大変ではありましたが、まあ楽しめた一日でした。
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