父の命日だったので墓参りに行って来ました。
朝方、雨が降っていたのですが、暫くしたら晴れて来ました。凍える様な寒さの中、墓参りに行く事が多いのですが、今年は少し暖かく楽でした。
着いたらまずは霊園事務所へ。供花を650円で売っているので2束購入。事務所を出ようとしたら、出口付近にいた喪服姿の女性が丁寧にお辞儀をして来ました。私もお辞儀を返して先に行ってくださいと道を譲ったのですが、移動する気配がありません。先に行ってくれという意味かなと思い、再度、頭を下げて事務所を後にしました。
徹底して道を譲る動作から、今日、葬儀か納骨がある方を担当している葬儀社の方なのかなと思いました。
事務所を出てから、我が家のお墓の前まで霊園内を移動したのですが、途中に、ちいかわの玩具と、すみっこのぬいぐるみ、そしてイラストの入ったお茶碗などが供えられてある、お墓が目に入って来ました。朝の雨で濡れていましたが、つい最近供えられた感じです。幼くして亡くなった女の子のための物かなと思い、自然と手を合わせました。
自分の家のお墓掃除を済ませ、帰る事にしたのですが、あのお墓の娘さんは最近亡くなったのかな?と気になって来ました。毎年、命日には墓参りに来ているのですが、子供用のお供え物を見たのは今回が初めて。単に私が気付かなかっただけかも知れませんが、もしかすると、さっき会った葬儀社の方の案件?などと想いを巡らせてしまいました。
他家のお墓を見るのはどうかなと云う気もしましたが、春のお彼岸までは来る予定が無いので、確認するなら今かな、と思い墓石の裏を確認してみました。
後ろに垣根があるため、見るのに苦労します。名前は戒名では無く俗名で書かれており、いかにも女の子といった感じの名前でした。亡くなった日は平成4年4月。3年前ですね。今回は納骨や命日に合わせてのお参りでは無かった様です。さっきの葬儀屋さんは関係無さそうです。最後に没年齢を確認しようとしたのですが、数字が書いてありません。壱とか弐とか、難しい字で書いたのかな?とも思ったのですが、どう見ても私の知る漢数字が該当しません。そこで更に近付いて見てみると、「当才」となっていました。
初めてみる単語に当惑しながらまずはスマホで「当才」を検索。どうやら生まれてから一度も正月を迎えずに亡くなった場合は、「当才」と記載する様です。数え年なので「一才」でも良い様な気がしますが、そういう風習があるんでしょうね。
亡くなった女の子は誕生日が前後1週間位で、ちいかわ と すみっこは、3歳の誕生日プレゼントで、土日に御両親が届けてくれたんでしょうかね。3か月の短命ということは、生まれてから病院を一度も出る事なく天に呼び戻されたのかも知れません。もしかすると、弟や妹が出来て、お姉さんになっているかも知れませんね。
お墓の前で、御両親の愛情に包まれながら、ゆっくり休んでね、と再び手を合わせてから霊園を後にしました。
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