2025年1月27日月曜日

天使にラブソングを…を観る - 119.0kg

 昨日観た「ゴースト/ニューヨークの幻」が良かったので、準主役級だったウーピー・ゴールドバーグが出演している「天使にラブソングを…」を観ました。こちらの作品も娘の課題映画リストに入っている作品です。

ストーリーとしては、千年一日の様に硬直化した組織に異端を入れてみました系ですね。なかなか楽しめたので、続けて続編も観てしまいました。

作品の最初の方にド下手な聖歌隊の演奏が出て来ますが、もしかすると教会の聖歌隊が下手なのは、それが普通なので、こういったネタとして出されるのかも、と考えてしまいました。

キリスト教系で下手な音楽演奏として私の中で強く印象に残っているのが2つあり、一つが娘の学校の先生の歌で、もう一つが救世軍の金管合奏です。

娘が通った高校はキリスト教系の学校で、月曜日の1時間目に聖書の授業がありました。コロナの影響でオンライン授業をしていた時期があり、その時、授業を聞く事が出来ました。必ず讃美歌が歌われ、多くは音楽の先生が歌うのですが、一度だけ聖書の先生の歌が聞こえて来た事がありました。これが凄く音程を外していたんです。最初、ビックリしてしまいましたが、それでも讃美歌を歌おうとする背景には信仰の力があるのだろうと思い感動してしまいました。

その後、あの歌をもう一度聴こうと思い、毎週聖書の時間には娘と一緒に授業を聞いていたのですが、再びあの歌を聴く事が出来なかった事がとても残念でした。

そしてもう一つが、神保町の救世軍というキリスト教系の団体が毎週本部前で行っている金管合奏です。救世軍の上位レベルの演奏は、おそらく素晴らしいものと思うのですが、各小隊での演奏にはムラがある様です。低音系の楽器だと記憶していますが、一人、すっぽ抜けた演奏をする人がいて、ビックリして反射的に隣のサンドラッグに逃げ込んでしまいました。ただ、こんな演奏を聴く機会も、そう無いだろうと思い、再びそばに行き演奏を聴いたのですが、程なくして終わってしまい、とても残念でした。それから土曜日が出勤の日の昼休みには、必ずあの場所で演奏を聴くようにしましたが、あの時ほどのインパクトのある演奏を聴く事は出来ませんでした。一期一会ですね。

これらの経験と、天使にラブソングを…の下手な聖歌隊の合唱とを合わせて考えると、キリスト教文化圏では、聖歌の演奏は上手い下手は関係無い。神への信仰心こそが大事だという考え方が底流にあり、教会での演奏は下手なのが当たり前になっているのではないか、と推察したのですが、どうなんでしょうね。

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