先日、娘に
「昔は、お父さんのイビキがマジでうるさかった!」
という話をされました。このblogをスタートした初回ダイエット前の話ですね。ちなみに現在はイビキが気にならないそうです。体重は元に戻りましたが、イビキについては解消されている様です。
いびきと言って思い出すのが、入社10年目研修です。施設名は覚えていないのですが、場所は広い芝生の庭の先に富士山が見える所だったので、
かなと思います。
あの時期は3年の大阪転勤から戻って来た直後でした。大阪時代にも色々とあったのですが、それはまた機会があれば書きたいと思います。
研修中、私の同室者は1人だったのですが、いびきがうるさいので覚悟しておいてねと人事担当の方に「事前通告」されていました。入社は彼の方が1年早いのですが、昨年研修を受けられなかったので、今年受けることになったとの事。ゾックとまでは行きませんが体形は非常に太っていて、いびきとのイメージはベストマッチです。(^^)
私は、いびきがうるさいと言っても先に寝てしまえば勝ちだろうと思って安易に考えていたのですが、甘かったです。彼の寝つきの良さは私を遥かに上回っていたのです。結果、私が先に寝るという計画は2泊ともに失敗に終わってしまいました。
「まあ大丈夫だろう」
根拠の無い自身など何の役にも立たない事を身をもって学びました。消灯すると私が寝る前に凄い轟音のいびきが聞こえてきます。しかし私にとっては轟音が響く電車の中でもぐっすりと寝るのは普通に出来る事だし、降りる駅でドアが閉まる寸前に目が覚めて乗り過ごしてしまうという事など日常茶飯事の出来事でした。人はうるさい中でも寝られる生き物で、どんなに大きないびきの中でも暫くすると眠くなれるのです。しかし、それが成立するには一定の周期性が必要な様でした。彼のいびきは一定の周期性という条件を満たしていませんでした。いびきがいきなり止まるのです。それも10秒以上。せっかく慣れて来た周期的ないびきが止まると
「えっ!死んじゃったんじゃない?」
と思ってびっくりして目が覚めてしまいます。そこで聞き耳を立てると暫くしていびきが再開。生きていたのかとホッとする事が出来ました。いびきによって心の安らぎが得られるという奇妙な体験をしたのは人生の中でこの時だけで、実に貴重な体験ではあったのですが、それが一晩に何回も繰り返され、その度にびっくりして眠気が吹っ飛んでしまうという大きな代償を求められる体験でもありました。外が明るくなりだす頃にはさすがに疲れて私も意識が無くなるのですが、さすがに睡眠不足となった2日間でした。朝起きると彼はとても元気に活動し、夜中に「もしや!」などと何度も心配させられた事など無かったかの様に普通に生きています。とても不思議な感じがしました。
この時、いびきがうるさいのは確かに迷惑だけど、安定して続いてくれるいびきは、途中で止まったり再開されるいびきよりは遥かにマシだという事を学びました。
睡眠時無呼吸症候群なんでしょうね。彼はその後本社に戻ってきて、地域Gの部長などをやっていました。体形は当時よりは瘦せたかなという感じでしたが十分に太かったです。医師からの指示で減量をしたのではと推察したのですが、確認はしていません。
もう会うことも無いと思いますが、健康に気を付けて活躍されて頂ければと思っています。
注: 文中、唐突にゾックが出て来ますが、たまたま片づけをしていたら昔作ったプラモデルが出て来たのと、本記事に写真が一つも無かったので淋しいので入れただけで、深い意味はありません。
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