午後から「十二人の怒れる男」(1954年アメリカ)を観ました。以前BSで放送してDVDに焼いてあった物です。
この作品を元にしたパロディとして三谷幸喜脚本の「12人の優しい日本人」がありますし、密室劇という点とタイトルから萩尾望都の「11人いる!」も本作品にインスパイアされたものでしょう。
以前も何度か観ているのですが、ランダムに選ばれなければ生まれや育ち、住む世界が違っていて、一生会う事もないであろう12人の陪審員のキャラクターの作り分けが素晴らしいです。相当綿密に人物設定をしているんだろうなと感じます。
また最初はどうせ有罪にすれば済むし、適当に終わらせて帰ろうと考えていた陪審員も次第に真剣に考える様になり、最後は全員一致で無罪の評決を出すまでの心理描写も秀逸です。
何度でも観たくなる作品です。
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