ネットを見ていたら、下記のニュースが流れていました。
とうとうここまでやったか、というのが正直な感想です。
全国紙という建前のために、採算を度外視して配布地域を切る事は出来なかったのでしょうが、そうも言っていられなくなったんでしょうね。
以前、広告収入維持のために行われていた注文以上の部数を販売店に送付する「押し紙」を切った時並みのインパクトがあるニュースです。
まずは富山でやって、広告への影響を見て、順次他の県でもやっていくのかなという気がしています。
今回のニュースで初めて知ったのですが、毎日新聞は都道府県別の発行部数を自社サイトで発表していたんですね。
発行部数の200万部を切っている178万部はインパクトのある数字です。
他社はどうかと思い検索してみると、
という事で、自社サイトで発行部数の公表はしているんですね。ただ、朝日、読売は押し紙を切っていないので、嵩上げされた部数となっていて、単純な比較は出来ませんが。
テレビの普及による新聞か読者が離れていくという話は、昭和40年代から言われていた事です。当時、新聞の対抗馬とされていたテレビすらインターネットの普及により衰退の道を辿っているというのは感慨深いものがあります。
昔は、電車の中で新聞を読むというのは当たり前の光景で、隣の人の前まで新聞を広げて読む人がいる事に対するマナーが問題視される時代がありました。それがいつの間にか、新聞を読む人はいなくなり、携帯電話、スマほを見る人ばかりとなりました。
新聞社側でも、インターネットの普及は脅威と感じていて、そちらに軸足を置くべきだという考えが出て来て、メディア重視政策が打ち出されました。
ただ、社にも依るでしょうが、
「毎月1000円のメルマガを1000人に売れる記者が1000人いれば、1000億の売上となり、経営の柱となる」
などと与太話をする人物が全本社の技術部門を統括するポジションに就くなど無茶苦茶な体制となったりしました。
私は、この与太話を直接聞くことはありませんでしたが、有難がってメモまでして聞いている人がいたという話を聞き、頭が痛くなった事がありました。私がその場にいたら、大笑いしてしまい、突っ込みの質問をした様な気がしてなりません。笑
そもそもインターネット上の情報発信で毎月1000円稼げる人は日本全体で何人いるかという世界でしょう。それを一社で1000人規模で抱えられるという事自体あり得ない話です。こんなのが役員に準じるクラスになってしまう事自体、ヤバい会社だなと思いました。
この先、どうなるんでしょうね。とても気になります。
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